※yahooニュースより引用
「囲碁の世界最強棋士を次々と打ち負かしてきた人工知能「アルファ碁」の改良版が開発された。人間の打ち方をいっさい学習することなく、独学で世界最強となったという。
イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表された論文によると、グーグルの子会社が開発した従来の「アルファ碁」は、プロ棋士による膨大な過去の対局データを読み込ませて最も勝率の高い手を学ばせていた。しかし、最新の「アルファ碁ゼロ」は人間の定石をいっさい入れず、囲碁のルールだけを教えてAI同士の対局を繰り返すことで能力を高め、実験開始から3日後には、去年、世界トップクラスの韓国人棋士に圧勝した元の「アルファ碁」に100戦全勝したという。
人間の知識や経験にとらわれず能力を高める人工知能は今後、様々な分野への応用が期待される。」
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うひゃ~、ついにここまで来たか、来ちゃったか。
2017.10.19各ペーパー新聞も、上記ニュースがTOPを飾ったようです。
AIが自己学習を持ったら、人間なんて手も足も出なくなる。。かもしれない。
なんとなく映画の「ターミネーター」が頭をちらつくけど、人間の未来って
あんな感じなんだろうか?
ということはともかく。
近い将来、無くなる仕事(AIに取って変わられる仕事)が
いっぱい出てきそうな気配濃厚ですね。
今日ご紹介の
「仕事消滅 ~AIの時代を生き抜くために、今私たちにできること~」
鈴木貴博著 講談社+α新書
は、そんな近い将来について書かれた新書です。
実は、最近は同じような「仕事消滅」をテーマにした本が数多く
出版されており、著者は経済学者だったり経営コンサルタントだったりと様々。
その専門分野からのアプローチを試みているので、結論は色々ですけど。
さて、本書の著者はどんな考えを持っているでしょう。
著者は、2025年を第1回目のピークに2035年頃までどんどん仕事は
AIに置き換わっていくでしょう、ということを述べています。
リーマン・ショック時の失業率が約10%、それを遥かに超える
約30%もの失業率がやって来るかもしれないとも述べています。
その時私たちはどうすればいいか?(ここはあんまり書いてない。)
人間に払っていた給料をロボットにも払い、それを国庫に収めて
失業者に再配分すればどうか?
そんな提案が述べられていますが、う~ん、どうかな、
めんどくさいし、既得権益者がこぞって反対しそうな気がしますが。。
ともかく、単純肉体労働から仕事がなくなるのではなく、
実は頭脳労働から仕事が無くなっていくという趣旨は、わかりました。
なにも「アルファ碁ゼロ」が明日にでも人間に取って代わる、
というわけではありませんが、一般人が考えているよりも早く、
技術革新は進んでいく気配ではありますね。。
不動産業界に勤める者として、この業界の将来はどうなのか?
労働集約型だし、しばらくは生き残る?
と、つらつら想像をしてみました。
AIがいてくれたら、売買の時にオーナーに提案する価格査定書、
賃貸の賃料査定書などはAIがもっと詳しく正しい予測を
出してくれそうです。
(もっとも、正しい予測=Best とは限らないかもですが。。)
賃貸で一番手間がかかる部分、物件のご案内。
これは今、まだまだ一部ではありますがヴァーチャル内覧
スマート内覧、などと呼ばれる方法が出始めています。
✩ヴァーチャル内覧:ゴーグルをつけてその場にいるように
鮮明な画像を使って室内を内覧する方法。
✩スマート内覧:玄関先から連絡すると、ネットを介して
ドアを開けてくれ内覧する方法。
(鍵取りなし、お客様だけで内覧が可能)
便利に、手間なく、楽に、を合言葉に突き進んでるって感じですね。
これにAIを組み合わせて、耳元で物件情報などを囁いてくれたら、
人間いらねんじゃね? の世界の出来上がり。。。
ちょっと飛躍しすぎですが、将来は可能にはなると思います。
ただ大雑把なところはAIで、細かいところは人間がフォロー、
みたいな住み分けになってくるんじゃないかな。
いずれにせよ、世の中はハイスピードで変わっていこうとしています。
アンテナ張って情報収集して、波に上手く乗りたいですね。。
自分の幸せ、家族の幸せ、ひいては人間の幸せのために。
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