自宅近所に、明るい看板の側で咲いているアガパンサスがある。
昼間は背景に色々写りこむ場所だけど、夜は闇夜と看板の光だけの世界になる。
そんな場所なので、毎年アガパンサスが咲く時期には夜に花の写真を撮りに行く。
今年は初めての試みとして、オールドレンズで撮ってみることにした。
レンズ自体は何年も前に求めたものだけど、すっかり忘れてて最近思い出して
使い始めたという経緯がある。
何しろ小さくて軽くて持ち歩くにはぴったり。
という訳で、レンズは開放(一番絞りを開ける)にしてiso感度上げて
手持ちでもなんとかなりそうなシャッタースピードにして、さあどうだ。
そうそう、オールドレンズはオートフォーカスはありません。
何しろフィルムカメラ対応のレンズなので。
で、不精な私は三脚など持って歩きません。
ちゃんと手持ちです。えっへん。(威張れることではない)
するとどうなるか?
ピントが甘くなるのです。。
いえ、頑張ってます。
一生懸命モニターをのぞき、なるべくぶれないように筋肉を固めて、
息をひそめて、パシャ。
うまく撮れる時もあればダメな時もあるけど、手持ちならこれが限界、
という所までは頑張ります。
その頑張りが、中々作品に反映しないのは仕方ないか―という所。
花の命は短くて、4~5日で萎れてしまうので、出会いはいつも一期一会。
撮るとなったら疲れるか飽きるかするまで撮る。
枚数が多いと後で見返すのが面倒だけど、不思議に数年後に見ると、
撮った当初とは違った感想を持つこともあって、撮れる時には撮れるだけ、
という欲深な感情が出てしまう。
写真撮る人ってみんなそうだよね?
え、違う?
あっそう。。。 |